連載 マンスリーダイジェスト
看護と介護のこのひと月
太田 加世
1
1聖路加看護大学看護管理学
pp.361
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100132
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脳死移植法改正案の今国会提出を了承 自民調査会 2005/02/15
自民党の「脳死・生命倫理及び臓器移植調査会」(会長・佐藤泰三参院議員)は,脳死移植を推進するために臓器移植法の改正案を今国会に議員立法で提出する方針を了承した。
昨年2月にまとめた改正案をベースに,連立与党の公明党とともに法案をまとめる。改正案は家族の承諾だけでも移植可能とし,小児移植にも道を開くこととなるため異論も多い。会合では,臓器移植法施行から7年半経つ今でも脳死移植が年間数例にとどまっている現状を打開するため,早期に法改正すべきだとの認識で一致。しかし,「虐待で脳死になった小児をどう判別するのか」「脳死を人の死とするかの問題をきちんと詰めるべきだ」といった慎重論も出されたため,調整後,3月中旬の法案提出を目指す。
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