特集 「痰の吸引」を考える
[座談会]ALS患者の在宅生活を支える訪問看護―「訪問看護ステーションきょうわ」の役割
山本 真
1
,
佐藤 京子
2
,
野尻 ミツ子
2
,
姫野 美代
2
,
佐藤 美恵
3
,
安部 美佐代
3
,
川口 有美子
4
1大分協和病院
2訪問看護ステーションきょうわ
3大分協和病院看護部
4NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会
pp.741-747
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100201
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732頁の座談会で紹介した山本真医師の所属する大分協和病院では,ALS患者さんのケアに積極的に取り組んでいます。安全な人工呼吸療法の確立から始まり,次第に在宅療養への移行を進めてきました。現在大分市内で20数名の患者さんの在宅人工呼吸を,訪問看護ステーション,ヘルパーステーションとともにサポートしています。山本医師と訪問看護ステーションのスタッフ,病棟看護師の方々に,患者さんと家族が在宅で安心して暮らすための訪問看護の役割についてお話を聞きました。
ALS患者さんへの訪問看護とレスパイト入院
川口 まずは,「訪問看護ステーションきょうわ」(概要は表参照)の特徴を教えてください。
山本 訪問看護ステーションきょうわは,大分協和病院の近辺地域の訪問看護を,夜間の緊急対応も含めてほぼカバーしてくれています。
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