連載 診療所日誌・7
満天の星
小笠原 望
1
1大野内科
pp.594-595
発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100176
- 有料閲覧
- 文献概要
四万十川は,日本最後の清流と呼ばれる。川沿いに住んでいると,それに加えて星のきれいなことに圧倒される。診療所の駐車場で車を降り,星空を見上げる。「あれがオリオン座,そしてカシオペア座があそこに」と,妻。ぼくは何回説明を受けても,これが頭に入らない。ぼくの得意は,「あれが北斗七星で,ということは7倍したあれが北極星」と,星の数に関係なくいつも同じ。
いらっしゃいませ 満天の星笑う
何年か前,川柳会の一行を中村(この4月から四万十市になった)にお招きした。鮎の火ぶり漁の見学や,川原で鮎を焼いたりしてもてなした。大阪からやって来た皆さんの一番のびっくりは,四万十川の川原で見る星のすごさだった。上の句は,そのときのもの。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.