特集 災害時,在宅療養者をどう守るのか
【2】在宅療養者を守るための地域のしくみづくり
地域とともに取り組む在宅療養者の防災対策
小野 聡枝
1
,
横溝 由佳
1
,
大竹 ひろ子
2
,
星野 織江
3
1神奈川県平塚保険福祉事務所保険福祉課
2神奈川県衛生部地域保健課
3平塚市民病院
pp.115-123
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100080
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はじめに
神奈川県平塚保健福祉事務所管内の病院,訪問看護ステーション,在宅介護支援センター,市役所,町役場,保健福祉事務所など31施設の看護職で構成する継続看護連絡会では,地域ケアの課題や連携に関する検討や学習会を開催しています。この連絡会では検討課題の1つとして在宅療養者の防災対策に取り組んでいます。このきっかけは,阪神淡路大震災でした。私たち看護職は地域で受け持ちの患者さんを担当してケアしていますが,災害が起きた時,1人ひとりの家庭にかけつけることは困難です。では,事前の防災対策として何ができるのでしょうか。本稿では継続看護連絡会を中心とした,在宅療養者の防災対策の実践を紹介します。
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