連載 ナカイタ発 保健師へのつぶやき・59
地域の防災士から学んだこと
中板 育美
1
1日本看護協会
pp.421
発行日 2018年5月10日
Published Date 2018/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200938
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2018年3月11日,東日本大震災から7年が経ちました。被災県の岩手・宮城・福島では,今なお7万人強(2018年2月現在)が避難生活を送っており,当初避難した住民のうち1〜2割の人が住宅再建という段階に進めずにいると言われています。その後も,熊本地震や台風等による水害,噴火や暴風雪など,数々の災害に見舞われており,あらためて日本は自然災害の多い国だと実感しています。
震災後7年目を迎える前日の3月10日,日本赤十字看護学会災害看護活動委員会主催の防災・減災セミナー「拡大する災害に備えて防災・減災の力を高めよう!—国連防災世界会議・仙台防災枠組を受けて」に参加させていただく機会を得ました。今年度のこのセミナーは,東日本や熊本などの震災やその他の災害も含めた過去の教訓を踏まえ,地域ぐるみでの防災社会構築を目指すことをテーマに進められました。
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