連載 いま日本の認知症ケアに求められること―デンマーク研修での学びから・2
認知症コーディネーターの必要性
沖田 裕子
1
1大阪市社会福祉研修・情報センター相談支援課
pp.196-202
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100036
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デンマークの認知症コーディネーターとは
デンマークの認知症コーディネーターは,在宅,施設,グループホームを問わず,認知症のケアの現場どこにでも出向いて行って,認知症の人のためのケアへのアドバイスやスーパーバイズを行なう(図1)。
医師と看護師で構成される地域高齢者精神医療班(前号参照)は,在宅からプライエム(日本の特別養護老人ホームにあたる)にいたるまで,高齢者が暮らす場所がどこに変わろうと,要請があれば訪問する。この医療班の看護師が認知症コーディネーターの資格も持っている。この他に認知症コーディネーターは,プライエムやグループホームの職員の中にも何人かいる。
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