実践報告
障害者自立支援法を地域で生かす―NPO法人おおぞらの実践から
秦 靖枝
1
1NPO法人おおぞら・茨城県立医療大学
pp.168-171
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100029
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昨年秋,多くの障害者たちの不安を取り除くことなく,障害者自立支援法が成立しました。といっても細かい点についてはまだ決まっていないことが多く,障害者の家族も関わる事業所も,具体的な行動を起こすことが難しい状況です。
私は茨城県南部の牛久市(人口約7万6000人)で,知的障害者の地域生活支援に取り組む「NPO法人おおぞら」に関わっています。知的障害をもつ人が,住み慣れた地域の中で少しでも自立して人間らしい暮らしを続けられるようにと,日々格闘している1人として,この法律をどのように受け止め,何を望んでいるか,直接関わっている活動に絞って書かせていただきます。
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