特集 ひとが育つ組織をつくるコーチングとカウンセリング
看護管理に活かすコーチング
宮崎 順一
1
1コーチネツトワーク童夢・童夢教育研究所
pp.178-183
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902349
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
社会の変化,時代のうねりは,病院を取り巻く環境を大きく変化させている。病院は,患者が選ぶ時代である。親切な応対をしてくれる病院,病気のことを分かりやすく説明してくれる病院,待たせない病院など,患者が情報をいろいろもって選択していく時代である。看護管理者は,患者にどう評価され,どんな医療サービスが求められているかなど,最前線で患者と接しているスタッフの声を効率よく引き出し,看護管理に活かしていくことが重要である。そして,スタッフが患者の必要とする看護を十分に提供するためのコーチになることが求められている。
時代の変化によって,これまでの立場の上下だけでは信頼関係は築けなくなってきている。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.