特集 医療界の動きと看護の対応
介護保険をどう捉えるか―老人病院のケアプランづくりに学ぶ
松下 明美
1,2
1中央町温石病院
2前 悠紀会病院
pp.910-915
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902266
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2000(平成12)年4月の介護保険導入に向けて,この秋,介護支援専門員の試験が行なわれた.来年の10月には要介護認定の申請受付が始まる予定もあり,各自治体でも,「住民参加の福祉づくり」と言いながらも未知の制度への不安を抱きつつ,要介護認定のモデル事業や介護サービスの基盤整備がなされている状況である.
介護保険法は,
①一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯でも在宅生活が続けられること
②要介護高齢者が24時間対応のサービスを受けられること
③ケアマネジメントシステムによる,一元化されたサービスの提供と在宅・施設でのサービスの効率的運営
という新しい高齢者ケアシステムの構築をめざしたものである.
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