My Challenge
マンネリと新しいことへの憧れのはざまを飛ぶ
槇本 益恵
1
1上野公園病院
pp.337
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901849
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平成3年の年明け早々に13年間も住みなれた国立療養所菊地病院を退職し,欲して下さるところがあって私立の病院で働くことになった.理由を聞かれると不謹慎だと思われるかもしれないが,自分の気持の中にマンネリ化からの脱皮,そして新しいことへの憧れもあった.
職務をやり遂げるということは,自分の取り組んで行こうとすることを深く探求し,それを確立し発展させ,更に維持し続けることであろうと思っている.これが難しいことで,自分の中に進展が見えなくなったり,維持し続けることに自信をなくし,疑問を感じ始めると,〈自分は一体何をしているのだろうか?〉とか〈他にもっとやれることはないか?〉などと,生意気にもジレンマに陥る.そのような時期には,気持ちを切り換えるために,何か新しい事へ挑戦してみる.職に就けば,どこの職場にあってもこの繰り返しであろうと思われる.
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