連載 amans惠道通信・4
時間突破
飯島 惠道
1
1東昌寺
pp.320-321
発行日 2001年4月10日
Published Date 2001/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901407
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●修行生活二十四時
僧堂(修行道場)の一日は,鳴らし物に始まり鳴らし物に終わる。朝は振鈴(カランカランとハンドベルを鳴らしながら堂内を一周する)のけたたましい音で起床。急いで支度を整え,暁天坐禅(朝の坐禅)。これも鐘が三つ鳴って始まり,線香約一本分の時間が経過したところで,鐘が一つ鳴って終了。
坐禅の次は,朝課(朝のおつとめ)。坐禅堂から法堂(本堂)に移動するとき,はじめのうちは坐禅堂と法堂双方の鐘が交互に打ち鳴らされ,次いで法堂の鐘だけになり,徐々に他の鳴らし物に移行していく。朝課に次いで,作務,粥(朝食),斎食(昼食),晩課(夕のおつとめ),薬石(夕食),入浴,夜坐(夜の坐禅)などを経て開枕(就寝)。
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