特集 手術室から見える看護の専門性と認定制度へのつながり
院内認定エキスパートナースの活動―手術看護領域における役割と期待
久保田 由美子
1
1東京女子医科大学病院・手術部
pp.278-281
発行日 2001年4月10日
Published Date 2001/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901399
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はじめに
外科的治療の最前線である手術は,高度複雑化し,手術看護に求められる知識や技術も高度かつ専門化してきている。日本看護協会では,1996年から認定看護師の教育が始まり,その看護分野も広がっている。手術看護においても,認定看護師のニーズは確実に高まっているが,残念ながら手術看護の認定制度はいまだに特定されていない。
そこで,筆者の勤務する東京女子医科大学病院で行なわれている病院独自のエキスパートナース制度を紹介し,手術看護領域におけるエキスパートナースの現在の活動状況から,今後,手術看護における認定看護師として求められる役割や期待と課題について述べてみたい。
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