特集 薬剤部と連携して事故を防止する
外来における服薬指導
山田 安彦
1
,
土屋 文人
1
,
伊賀 立二
1
1東京大学医学部附属病院薬剤部
pp.960-964
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901138
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はじめに
外来患者における医薬品の適正使用に関しては,処方および調剤が適切であることに加え,最終消費者である患者が医薬品を適正な使用法で用いることが不可欠である。その際に生じる恐れのある医療事故を未然に防止するには,患者に対して適切な医薬品情報の提供,すなわち服薬指導を行なうことが重要となる。
服薬指導は,従来の患者指導型から,インフォームド・コンセントに基づき,医療従事者が患者に対して情報を開示する責務の一環と考えられるようになってきている。
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