今月の臨床 ピル─エビデンスに基づいて新ガイドラインを読み解く
服薬指導
北村 邦夫
1
1(社)日本家族計画協会クリニック
pp.1441-1446
発行日 2006年12月10日
Published Date 2006/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101322
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はじめに
2006年2月1日,(社)日本産科婦人科学会は,1999年9月の発売以来懸案であった「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」の改訂版を発表した1).EBMを重視し,煩雑であった経口避妊薬(oral contraceptives : 以下,OC)処方前の諸検査を簡素化するだけでなく,服用法についても具体的な基準を示している.これをもってOC処方は漸く世界の仲間入りができたともいえる.
このガイドラインに基づいたOC服薬指導の在り方に話題を絞りながら,本稿をまとめることとしたい.
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