連載 ベスにふれて―病棟間交流がもたらしたもの・7
整形外科病棟の現在―術後のペインコントロールを学んで
小中 昌子
1
1東京大学医学部附属病院整形外科
pp.140-145
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900959
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元気な病棟への異動
ベス・イスラエル病院(当時)での病棟(整形外科ユニット)間の研修が始まった年は,私はまだほかの病棟にいた.しかし,その頃たまたま知り合った狭川さん(本連載第3回の執筆者)に誘われて,整形外科病棟で行なわれた第1回の研修報告会に参加させてもらった.
そして,その翌年にローテーションで,整形外科病棟に配属された.私は東大病院に勤める前は,民間病院の,主に内科,救急で働いており,整形外科病棟は看護婦生活14年目にして初めてであった.いくつかの職場を経験してきたが,勤務表のやりくりをして,毎年スタッフを研修に送り出しつづけたこの病棟の看護婦たちは元気があった.私も,チャンスがあれば,研修に行ってみたいと思うようになった.
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