連載 高嶋妙子のページジャック!・6
二兎を追う―日本看護協会と静岡県看護協会
高嶋 妙子
1
1聖隷浜松病院
pp.706-707
発行日 1998年9月10日
Published Date 1998/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900884
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日本看護協会の定款第4条には,協会の目的を達成するための事業が箇条書きであげられている.そしてその第2項では,それらの事業は「都道府県看護協会との連携において行なう」と規定している.この両者の有機的な「連携」が看護職能団体のパワーをつくり出すということが,定款にも明確に嘔われているのである.
どのようなチーム活動でも同じであるが,チームを構成する個々の躍動なくして,連携が有機的になることはない.結局,個々のありようがすべてを決めることになる.とは言っても,このような個々のありかたを確立するのは至難のことである.その意味からも,日本看護協会が今年の総会で,個々の会員にわかりやすい,そして個々が使える活動理念を提示したのは願ってもないことであった.
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