特集 地域の看護ニーズに対応できる継続教育(2)
現任教育を中心に
職能団体で行う教育
日本看護協会秋田県支部での研修について
工藤 蓮子
1
1秋田保健所五城目支所
pp.218-220
発行日 1989年3月10日
Published Date 1989/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207710
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はじめに
昭和60年医療法の一部改正に伴い,本県においては,平成元年3月を目途に秋田県医療計画の策定が進められた。今後,県ならびに各町村における地域保健医療計画・実施計画,さらには福祉保健計画策定が要請されており,委員や事務局メンバーとして保健婦がその推進的役割を果すよう,期待されているところである。
しかし,昭和62年7月,本協会保健婦問題対策小委員会が実施した「地域医療計画に関する実態把握」のなかで,市町村関係分の回答を見ると,設問上の不適切さも多々あるが,秋田県においては,保健婦自身の保健計画への興味,関心度は低く,地域保健計画と保健婦活動計画が同一視された内容の回答が多くみられ,まずは,「地域保健医療計画」について,正しく理解するための基礎学習の必要性を痛感したところである。
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