連載 看護アセスメントの生理学的検証・10
生理機能検査法を用いた研究―1996年度の生理機能検査法を用いた研究の傾向
西村 ユミ
1
,
齋藤 やよい
2
1日本赤十字看護大学大学院看護学研究科博士後期課程
2千葉大学看護学部附属看護実践研究指導センター
pp.788-792
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900569
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本連載では,これまでに生理機能検査法が用いられた研究を取り上げ,各検査方法の原理および使用方法,結果の分析,限界,看護への応用などについて解説してきた.今回は,看護領域において,生理機能検査法がどのような看護現象にどのような目的で使用されているのかを学会誌から抽出し,その傾向を探る.
生理機能検査法とは,一般には病院の生理機能検査室,およびMRIなどの画像診断検査室において,患者の生理機能障害を検出・評価する目的で機器を用いて測定する方法である.今回は,これらの中でも非観血的な生体内測定法注1),および上記の測定機器を医療の目的以外に応用したもの,たとえば体圧測定などの間接的評価法を生理機能検査法とした.
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