特集 CNS/専門看護師の教育―クリニカル・トレーニングに焦点をあてて(第28回聖路加看護大学公開講座より)
[講演]
延世大学看護学部における修士課程プログラムとクリニカル・トレーニング
Cho-Ja Kim
1
1延世大学看護学部成人看護学
pp.623-630
発行日 1996年9月10日
Published Date 1996/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900532
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修士課程プログラム
韓国における看護教育の概要
韓国の看護教育は,3年間のディプロマ教育と,4年間の学部教育の2本立てになっていることが特徴です.大学教育は1957年に開始され,現在では28の大学で学部教育が行なわれています.1950年代に3校,60年代に6校,70年代に5校,80年代に4校,90年代に入ってから10校が新たに開設されました.修士課程は1963年に開設され,現在16の看護大学で提供されています.1960年代に4校,70年代に9校,90年代には3校が新たに開設されました.博士課程は1970年代に初めて延世大学で開設されました.80年代に3校,90年代に5校と,学士課程も博士課程も90年代に入ってから非常に増えています.
初めて修士課程が導入された頃の主な目的は,将来の看護教育者の育成でした.しかし最近では,さらにクリニカル・トレーニングを積みたいという希望をもって,大学院に戻ってくる臨床現場のナースの数が増加しています.そこで,そうしたニーズを満たすようなカリキュラムに変更されつつあります.
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