特集 大学院急増の時代―新設された6修士課程
満身創痍でとにかく出帆―岡山県立大学大学院保健福祉学部(修士課程)
奥井 幸子
1
1岡山県立大学保健福祉学部看護学科
pp.350-352
発行日 1997年5月25日
Published Date 1997/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901611
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はじめに
岡山県立大学は,看護教育の大学化が加速された第一波のなかの1校として,1993(平成5)年4月1日に開学した.看護学科,栄養学科,保健福祉学科からなる保健福祉学部の他に,情報工学部,デザイン学部および短期大学を擁する総合大学である.保健福祉学部および情報工学部は1997年4月1日から修士課程を発足させ,1年遅れてデザイン学部がその準備の真只中にある.
人間尊重,福祉の推進を建学の精神として,保健福祉学部は,来るべき21世紀の高齢社会に向けて,保健医療と福祉の両分野にまたがる総合的,体系的な研究を進めるとともに,地域の保健福祉活動の推進役となる人材育成を目的として発足した.開学以来,各学問分野の専門家の育成をめざして,3学科間の緊密な連携のもとに,看護学,栄養学,保健福祉学分野の総合的・体系的教育と学術研究に努めてきた.
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