特別記事
エスノグラフィーを取り入れた地域アセスメント—コロラド大学看護学部修士課程地域アセスメントコースに参加して
麻原 きよみ
1
1信州大学医療技術短期大学部
pp.576-582
発行日 1999年7月10日
Published Date 1999/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902011
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要約
筆者は短期間ではあったが,コロラド大学看護学部修士課程の地域アセスメントコースに参加した。この地域アセスメントはエスノグラフィーの手法を取り入れたところに特徴がある。インタビューなどを通して得られた住民の生活体験に基づく具体的で詳細な一次データと国勢調査,既存統計資料などの二次データを融合して地域アセスメントを行い,その結果から地域が実行可能な活動を提書の形でまとめ,報告会や報告書を通して地域住民に還元している。
本稿では,このような地域アセスメントについて,コースに参加した大学院生や担当教員の様子,その場の雰囲気を織り込みながら,コースの進行に沿って具体的な内容を報告した。
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