特集 固定チームナーシング(継続受持ち方式)の展開―固定チームナーシング研究会第2回研究集会より
[ポスターセッション]
10.導入時の取り組み
三崎 正子
1
1香川県立中央病院
pp.119-123
発行日 1996年2月10日
Published Date 1996/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900449
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看護を提供するための看護方式は各種あり,それぞれ名称や方法が異なる.いわば業務の分担の方式としての,看護要員の組み合わせが看護方式であるといえる.
当院においては,これまでは統一した看護方式ではなく,機能別と受持ち制・チームナーシング・固定チーム等の混合方式をそれぞれの部署が取り入れていた.それぞれの看護方式の特徴的な利点と欠点はあるが,どの方式にも共通した問題は,看護が断片的になることや,個別性のある看護が提供できないことであった.このことは記録にも反映され,あげられた看護問題に個別性がなく,患者の反応や変化が見えない記録となっていた.
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