特集 院内感染対策
医療従事者とHIV感染の危険性
北原 光夫
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.376-379
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900199
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欧米において,現在まで26例の医療従事者が,患者のケアの時にHIVに感染したと報告されている.1回の針刺し事故後のHIV陽性率(感染率)は0.4%といわれている.B型肝炎ウイルスに汚染された針刺し事故による感染率20%に比較して,極端に少ない.
我々はHIV感染例のケアに当り,ケアの原則さえきちんと理解して,実践していけば,恐れる必要はない.
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