特集 「問題ある」とされるナース対策
問題事例をオープンにして対処する
今田 年恵
1
1三信会 原病院看護部
pp.14-16
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900140
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はじめに
近年の病院には,高機能の医療機器を備えるとともにアメニティの質も高く求められている.社会的情勢からそれに応える時代でもある.医の倫理をはじめ医療従事者の患者への対応のあり方も,人間関係として最高の状況のもとで関われるように,医療人に対する世の中の要望も切実なものとなってきた.
病院の良し悪しは,看護婦の数ももちろん必要であるが,看護婦の質で決まるといっても過言ではない.病める人々を健康へと援助することが任務の私たちは,社会が望む看護婦でなければならない.看護学校では,医学に関する知識や技術の学習が主であり,社会人としてのマナーや人との関わり方の技術は学んでいない,いや学べないのが現実である.
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