特集 「生きる」を支える倫理的なケア 尊厳と安全をどう守るか?
—【座談会】—尊厳と安全をどう守るか? 身体拘束について改めて考える—兵庫県立西宮病院での転倒事故裁判の判決から
奥 裕美
1
,
熊谷 雅美
2
,
叶谷 由佳
3
1聖路加国際大学大学院看護学研究科
2康心会汐見台病院 看護部
3横浜市立大学医学部看護学科
pp.108-115
発行日 2024年2月10日
Published Date 2024/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202588
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人権擁護の観点から「身体拘束ゼロ」が目指される中,医療現場では安全管理を目的としてやむを得ず身体拘束が行われている現状がある。本座談会では,兵庫県立西宮病院での転倒事故裁判に対する神戸地方裁判所の判決を基に,臨床・研究・教育の立場から身体拘束について改めて議論した。患者の尊厳と安全,そして看護職を同時に守るために,看護管理者にできることについて示唆を得る。
(2023年8月1日収録)
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