特集 データ分析に基づく「看護サービスの質改善」 課題解決ができる組織文化の醸成
データ分析に基づく「看護サービスの質評価」を組織文化に—トップマネジャーの立場から
長田 恵子
1
1前・独立行政法人国立病院機構東京医療センター
pp.446-451
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202167
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筆者は2016年4月から国立病院機構東京医療センターの看護部長を,2018年から2022年3月までは副院長(看護職)を務め,看護サービスの質改善活動を通じて,患者アウトカムの向上と経営貢献を両立させた。この取り組みの基盤を看護師長会議に置き,経営指標など具体的なデータや数値目標を示した上で,ワーキンググループ活動を通じてPDCAサイクルを回した。結果として看護サービスの価値が可視化され,看護師長からスタッフまでのモチベーション,チーム力の向上にもつながった。本稿ではトップマネジメントによる一連の取り組みの経緯と成果を共有する。
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