連載 おとなが読む絵本——ケアする人,ケアされる人のために・186
ともだちという“こころの故郷”
柳田 邦男
pp.162-163
発行日 2022年2月10日
Published Date 2022/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202094
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人は年老いて会社や団体などの仕事から離れ,人間関係からも縁遠くなってくると,こころに秋風が吹くような孤独感を味わうようになりがちだ。それは高齢化だけの問題ではなく,中年期頃であっても,大切な家族を亡くしたりすると,同じようなこころの落ち込みに襲われる。
そうした問題を物語の背景ににじませた絵本が少なくない。
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