連載 これからの臨床現場を支えるために COVID-19を経験した米国の看護現場から・2
院内看護教育—ナースエデュケーターの働き
岩間 恵子
1,2
1ペース大学
2マウントサイナイ モーニングサイド病院
pp.144-148
発行日 2022年2月10日
Published Date 2022/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202088
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
今回のトピックは院内看護教育です。新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)のパンデミックでは,一般病棟の看護師たちが重症のCOVID-19患者を受け持つことになり,整った教育を受ける間もなく,必要な知識と技術をオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)で身に付けたケースもありました。この経験を通して院内看護教育を見直す機会が多くありました。
また,日本では日頃から院内看護教育の必要性を感じながらも,直接看護の仕事と院内看護教育の両方を掛け持ちしているために,看護教育の準備時間が十分に取れないという経験を持つ方も少なくないのではないでしょうか。また,外国人看護師を受け入れている病院では,誰が外国人看護師のトレーニングを担当するかなどの問題を抱えているかもしれません。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.