連載 次世代を担う看護管理者の育成 看護管理者研修から見える未来・5
愛知医科大学病院 看護管理者のための相互成長システム「MGS」—共に学び合い成長する組織を目指して
井上 里恵
1
,
岡本 悦子
2
1愛知医科大学病院
2愛知医科大学看護学部
pp.64-70
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202070
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愛知医科大学病院における看護管理者教育の概要
看護管理者は,「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」「時間」を駆使して,スタッフナースが質の高い看護ケアを実践できるようにマネジメントする責任がある。また,医療費抑制のため医療情勢が厳しくなる現代では,病院経営への貢献が強く求められている。
愛知医科大学病院(以下,当院:表1)では,看護職がやりがいを持って生き生きと働き成長していくために,看護職としてのキャリアを可視化する必要があった。そのため,2015年にこれまで運用していたクリニカルラダーを再整備し,キャリア開発システムを構築した(図)。
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