連載 新人看護師とプリセプターの視点から考えるよりよい新人看護師教育 誰もが働きやすい職場を目指すために・11【最終回】
新人看護師とプリセプターが共に成長するために
川上 ちひろ
1
1岐阜大学 医学教育開発研究センター
pp.1120-1124
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202040
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これまで10回の連載で,新人看護師とプリセプターの10組の事例をお示ししました。退職や異動の可能性が示された新人看護師と,そのプリセプターの事例でしたので,ハッピーな内容はあまり多くなく,ネガティブな内容の方が多かったかと思います。これまで読んでいただいて,それぞれの立場でいろいろな想いを巡らせた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
最終回の今回は連載全体を振り返り,新人看護師の教育や支援,プリセプターの支援へのヒントをまとめます。事例中に見られた何らかのつまずきやうまくできなかった事柄をもとに,それが起こる背景について考えてみました。ここで示すのは,体系化された教育・支援方法というよりは,新人看護師教育を行う上で,意識しておくとよいかもしれないちょっとしたヒントです。
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