特集 東京女子医科大学の3医療施設と看護学部のコラボレーション プリセプターシップの再構築 熟達者の実践と新人の豊かな感性から学び合う教育体制
扉
pp.746-747
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201946
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東京女子医科大学の3医療施設では,2017年から,「熟達者の実践と新人看護師の豊かな感性から学び合う」ことをコンセプトにした新たなプリセプターシップ制度を導入しました。
正統的周辺参加理論を背景とする3か月のプリセプターシップは,新人看護師と熟達者が看護の喜びを分かち合うことを目的とし,新人看護師が熟達者のシャドウイングを行うことが柱になっています。
熟達者の看護実践の観察を通じて,新人看護師は主体的に学ぶとともに自分の居場所を見いだします。また,熟達者は,新人看護師との対話を通じて,自己の看護実践について内省するとともに他者からの承認の機会を得ることができます。
3医療施設では,この新たなプリセプターシップ制度の構築に,看護部門と看護学部の教員によるプロジェクトとして取り組みました。
本特集では,新たなプリセプターシップ制度の全体像とともに,教育システムを再構築するまでのプロジェクトマネジメント,研究に基づく新たな教育体制のアウトカムを紹介します。
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