今月の特集2 血液細胞形態判読の極意
扉
佐藤 尚武
pp.663
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200362
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私がこの世界に足を踏み入れた当時,検査技師が個々の技量を発揮する場面はまだまだ数多くありました.技師間の技量差は明確に存在し,誰が出したデータかによって結果の信頼性は異なっていました.
その後,臨床検査は機械化や試薬のキット化が進み,検査技師が個々の技量を発揮できる場面は徐々に減少しました.現在では,そのような場面はほとんどなくなってきていますが,血液細胞形態検査は,いまだに個人の技術や能力に依存する部分が大きい検査分野といえるでしょう.
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