特集 データを用いた現場の可視化で,組織の質を高める! 北里大学病院の情報マネジメント
—【実践報告:部署のデータ活用4】—労務管理:有給休暇取得の推進
金原 純司
1,2
1前・北里大学病院看護部 総合手術センター
2北里大学病院看護部 中央滅菌材料センター
pp.741-746
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201652
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手術室では,看護師の配置基準が制度上明確になっておらず人員配置が各施設に委ねられている。一方,手術や医療機器の高度化に伴い,求められる看護技術や医療安全への配慮の水準も高まり,過密な労働環境となっている。筆者は手術室の看護係長として,労務環境の改善を目指し,データによる現場の労働実態の「見える化」に取り組むとともに,得られたデータを基に,有給休暇取得の推進をはじめとする労働環境の改善を行った。本稿ではそのプロセスと成果を報告する。
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