巻頭シリーズ 【石垣靖子氏 対話シリーズ】看護と倫理 尊厳を護るケアの担い手として・6
わが国の臨床倫理への取り組みはどこまで進んだか—臨床倫理プロジェクトの活動から振り返る[後編]
清水 哲郎
1
,
石垣 靖子
2
,
会田 薫子
3
1岩手保健医療大学
2北海道医療大学
3東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター
pp.495-500
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201593
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今回の座談会の出席者である私たち3人は,臨床倫理への取り組みを適切に進めるための研究・実践の基盤として「臨床倫理プロジェクト」を推進してきました。また,その成果を医療現場に還元するために教育活動としての「臨床倫理セミナー」を各地で開催しています。
前回から2回にわたり,同プロジェクトの活動を振り返りながら,各施設そして全国の臨床倫理への取り組みがどこまで進んだか,そしてさらに取り組みを進めるための課題と展望を確認します。今回は,これからの倫理的な高齢者医療のあり方を,「フレイル(frailty)」の観点から考えていきます。(石垣靖子)
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