連載 ラーニング・エイド 大学院ドタバタ留学記 in NY・7
立ち向かえ看護師,「ちょうどいい」のその先へ
寺本 美欧
1
1米国コロンビア大学教育大学院 修士課程
pp.395
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201566
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
「外が猛吹雪の日,あなたは暖炉のある暖かい部屋の中にいる。その部屋から外へ飛び出していくこと,それこそが『学ぶ』ということだ」。教授はこんな例え話から授業を始めた。
脳裏に浮かんだのは,実家の愛犬とこたつとみかんだ。愛犬の温もりを感じながら真冬の夕暮れ時にこたつに入ってまどろみながらみかんを食べる。それらを全て投げ捨てて,これから極寒の外に出て吹雪と立ち向かう。なんという苦行だろうか。だが“That is all about learning.(それこそが学びだ)”。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.