特集 会議記録が変わる! 思考の整理ができる! 対話が活性化する! グラフィック・レコーディング
扉
pp.1085
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201456
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従来の会議記録,いわゆる議事録は文字ばかりで,わくわくした気持ちになることは多くありませんでした。結論を記録することが目的なので,そこでどのような話が出たのか,合意形成をどう進めていったのか,など話し合いのプロセスや,そのときの話し手の気持ちや熱量が記載されることが少ないからかもしれません。
そんな堅苦しい記録をわくわくしたものに変える方法があります。記号やイラストを使って図解化,可視化していく「グラフィック・レコーディング」という手法です。手描きの文字の温かさが,無機質な記録やノートのイメージを変えます。その場で起きていることを受け止め,とにかく書いて・描いて記録に残すことがグラフィック・レコーディングの醍醐味です。対話の活性化や多様性を認め合う風土づくりにも寄与します。
本特集では,ワークショップデザイナーの岸智子氏による監修・執筆のもと,伝えたい相手に,伝えたいことが,伝わるように,「グラフィック・レコーディング」の手法を用いて,ご自身のノートや会議の記録,板書研修などに活用できる記録の方法を学びます。
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