特集 「看護研究」を問い直す “現場主体の質改善”を目指すマネジメント
扉
pp.203
発行日 2019年3月10日
Published Date 2019/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201219
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臨床現場では「看護研究」として,臨床看護師がデータを収集して分析・評価・まとめることに,長年取り組まれてきました。その多くは,看護研究や業務改善の委員会活動として推進され,一定の成果を導いてきました。しかし,看護業務が年々過密化する中,臨床看護師の看護研究への負担感が増していることが指摘されています。つまり,看護研究を実施する目的の共有,そして得られた成果を現場に還元するためのプロセスの再構築が,看護部組織と看護研究を取り巻く課題と言えます。
そこで本特集では,慣習的に継続している「現場の臨床看護師が行う看護研究」の意味や,「現場でこそ取り組むべきことは何か」を問い直す機会とし,そのための事例と方法論を提示します。特に,「データを用いた現場のケアの可視化とケアプロセスの改善」については,専門看護師に実践事例を紹介していただきます。
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