連載 看護管理者としてよりよく生きるために 倫理課題とどう向き合うか・16【最終回】
看護管理者の倫理的意思決定プロセスモデル
勝原 裕美子
pp.830-836
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200544
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この連載も最終回を迎えることになった。初回に書いたように,「難しいと考えられがちな倫理課題を整理し,看護管理者がそれらに向き合うときの自分の傾向を知り,よりよく向き合えるようサポートすること」が,連載で目指してきたことである。果たして,読者の皆さんをサポートするに至ったであろうか。
締めくくりに示すのは,これまでの連載の内容を統合した「看護管理者の倫理的意思決定プロセスモデル」(後述)である。モデルのタイトルには「看護管理者の」という条件がついているが,たとえば経営学者,出版社の担当者,友人など,看護師でない人や管理者でない人たちからも使えるという評価をいただいている。かなり普遍的なモデルとして使ってもらえそうではあるが,まずは本誌の読者に説明をさせていただこう。
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