特集 地域で暮らすがん患者への包括的支援 病期の進展を見据え,移行期を支える体制づくり
外来で支援が必要な患者を見逃さない—滋賀県立成人病センターにおける「外来カンファレンス」と「がん看護外来」
吉田 智美
1
,
柴野 昌子
2
,
藤本 泉子
2
1滋賀県立成人病センター 緩和ケアセンター
2滋賀県立成人病センター 看護部
pp.160-165
発行日 2016年2月10日
Published Date 2016/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200393
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がん治療の中心が外来に移行する一方,外来スタッフの人員不足が課題となっている。そのような中,滋賀県立成人病センターでは「外来カンファレンス」を定期的に開催し,支援の必要な外来患者を選定し,限られたリソースが有効に機能できるシステムを整えている。この「外来カンファレンス」と,がん専門看護師による看護専門外来「がん看護外来」の取り組みを中心に,外来の質を高める方策について考察する。
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