特集 看護師長のための 実践!「データマネジメント」
事務部と看護部で考える地域包括ケア病棟—苫小牧市立病院における病床機能検討プロジェクト
小林 泰賀
1
,
中村 由香
2
1苫小牧市立病院 医事課
2苫小牧市立病院 看護部
pp.995-1001
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200316
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苫小牧市立病院では休床の再開を契機に,一般病床における7対1入院基本料算定に必須の「重症度,医療・看護必要度」の要件が満たせない状況に陥った。そこで多職種によるプロジェクトチームを発足させ,収入の維持・向上策を検討。その結果,地域包括ケア病棟の開設により,7対1入院基本料の維持とハイケアユニット入院医療管理料算定の達成を目指している。本稿では,現在進行中のプロジェクト概要とともに,DPCと看護必要度の分析データを用いた転棟基準案に基づく,地域包括ケア病棟入院料を最もよいタイミングで算定するためのシミュレーションの結果を紹介する。
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