特別記事 東京大学医科学研究所附属病院における病床再編の取り組み・2
【座談会】病床再編時の看護管理—スタッフのモチベーションと看護の質をいかに維持し,高めるか
佐藤 博子
1
,
武村 雪絵
2
,
須山 寿子
3
,
砂田 純子
3
,
一色 裕美
3
1福島県立医科大学 看護学部 基礎看護学部門(看護管理学)
2東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻看護管理学分野
3東京大学医科学研究所附属病院
pp.814-821
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200274
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地域包括ケアシステムが本格化するなかで,各病院で病床機能の変更・転換が進められている。病床再編におけるスタッフのモチベーションや,移行期の看護の質維持および向上などの諸課題を乗り越え,再編に成功した東京大学医科学研究所附属病院の取り組みから,病床再編時の看護管理について3回シリーズを通して考察する。
第1回では病床再編全体のプロセスと各フェーズでの管理者の判断と行動を「看護部長の立場」から紹介した。今回は,当該病棟の当事者「それぞれの立場」において,何を思いどのように決断したのか,いかに協力して行動したかなどについて,座談会を通して振り返っていただいた。
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