連載 臨床現場で実践したい「倫理的合意形成」入門 ・3
看護管理における「合意形成」の視点とは
吉武 久美子
1
1東京工科大学医療保健学部看護学科
pp.526-529
発行日 2015年6月10日
Published Date 2015/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200211
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臨床現場で治療法やケア方法をいかに決定するかということは,人の生命に直結することもあるため,医療者,患者の両方にとって,重要な課題です。特に,倫理的問題に関わる治療法の決定などの場面では,患者,家族,医療者という関係者の意見が異なることも少なくありません。そのような場面で,「合意形成」の理論と方法論を用いることは,1つの解決策を導くことにつながるでしょう。
では,合意形成とはどのような考え方でしょうか。また,看護管理者は,合意形成の考え方をどのように現場に取り入れたらよいのでしょうか。今回は,合意形成の基本的な考え方を解説し,看護管理とどのように関係しているのかについて見ていきましょう。
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