連載 看護事故の舞台裏・7
紙オムツを食べる認知症患者
長野 展久
1
1東京海上日動メディカルサービス医療本部
pp.700-703
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103141
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日本の高齢化率は世界で最も高い水準にあり,今では日本人の4人に1人は65歳以上ですので,高齢者特有の病気はますます増え,その中でも認知症に関連した看護ケアが最重要課題の1つになることは間違いありません。私たち医療スタッフは,認知症の進行を遅らせるよう,あるいは患者さん本人と介護者が心穏やかに過ごせるよう,周辺症状(幻覚,妄想,不潔行為などのBPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)をコントロールしながら,患者さんを見守っていく必要があります。
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