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使い捨て紙オムツは環境の問題だけだろうか
落合 聡子
pp.184-185
発行日 1991年3月25日
Published Date 1991/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900274
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便利さと引き換えに失ったもの
1991年は環境問題で年が明けた。各紙とも「地球と人類を環境破壊から守るために何ができるか」をレポートし,問題を投げかけている。その中で,身近な赤ちゃんの紙オムツについて1月6日付朝日新聞では「使い捨ておむつのジレンマ。便利さは捨てがたいけれど環境問題を考えると罪悪感」と,アメリカの「環境と消費者のセミナー」に参加した,消費者教育支援センター主幹の中原秀樹さんが報告している。
紙オムツと布オムツの経済性の比較,便利性,母親の布オムツ洗濯の労働コスト,そして環境破壊の面が大きな争点である。
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