巻頭座談会
―“できることは,なんでもやる!”―患者をまるごと支える“チームなかつ”がめざすみんなにやさしい地域医療
宇都宮 宏子
1
,
松嶋 大
2
,
長村 ひとみ
3,4
,
佐々木 勝也
5
,
佐藤 美佳子
3,6
,
佐藤 由美子
3,7
1在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス
2一般財団法人岩手済生医会中津川病院
3一般財団法人岩手済生医会中津川病院 在宅診療部門
4一般財団法人岩手済生医会中津川病院 広報室
5一般財団法人岩手済生医会中津川病院 病棟診療部門
6一般財団法人岩手済生医会中津川病院 認知症サポート室
7一般財団法人岩手済生医会中津川病院 医療安全推進室
pp.973-981
発行日 2013年11月10日
Published Date 2013/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102925
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中津川病院の運営母体である一般財団法人岩手済生医会は1920(大正9)年に設立された。同法人には,看護師養成機関として岩手看護専門学校と岩手看護高等専修学校がある。多くの卒業生が看護師として中津川病院に入職し,患者にもスタッフにも優しい,お互いを支え合う文化のなかで地域医療を担い続けてきた。
2011年,総合診療をベースにした地域医療を志す松嶋大氏が病院長として着任した。中津川病院の従来の文化を基盤に,さらなる患者中心の医療の実現に向けて,新たな取り組みを始めている。「患者のためにできることは,なんでもやる!」。“チームなかつ”のメンバーが思い描く理想の地域医療のありかたに,宇都宮宏子氏が迫った。
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