映像で理解する経管栄養の技術

目的や対象者に応じて活用するのが有効

　茨城県立中央病院（以下，当院）は，がんセンターや救急センターを併設する500床の総合病院で，筆者は看護教育支援室に所属し，臨床教育や研究の支援を行なっている。

　当院では4月に新卒者を受け入れるほか，年間を通して既卒看護師を採用している。新採用看護師の看護実践能力レベルは，その教育背景や職務経験などによりさまざまである。そこで新採用者の教育は，年間教育計画に基づく集合研修と，各部署の教育担当者による個別のレディネスに合わせた技術研修を組み合わせている。また，院内の臨床技術トレーニング室を利用して，自由にシミュレータを用いた技術練習ができるようになっている。