特別記事 看護研究
―基礎から学ぶ量的データの扱い方②―量的データの分析のしかたⅠ
平山 亮
1
1東京都健康長寿医療センター研究所
pp.954-968
発行日 2012年10月10日
Published Date 2012/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102586
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記述統計量を用いてデータの“要約”を示す
ここからは,量的データが既に手元にある状態を想定して,その分析のための初歩的な方法について見ていきましょう。
手持ちのデータを前にして最初にすべきことは,データの“要約”です。データはそのままでは大量の数値の集まりです。報告書にこれら数値の羅列をそのまま載せても,見るほうは困惑するだけでしょう。ですから,まずは自分のデータの特徴を,何らかの方法で簡潔に示す(=“要約”する)必要があります。
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