特集2 “特定能力”をもった看護師が働く職場
ここまできた「特定能力認証看護師」
草間 朋子
1
1大分県立看護科学大学
pp.294-295
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102398
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医療の先進国において,医療保健福祉を取り巻く環境の変化に対応したチーム医療は,当然のこととして進められている。超高齢社会を迎え,医療の偏在,医療費の高騰など医療に関連した多くの課題に直面している日本でも,数年前から,チーム医療やタスクシフティング,その制度設計の必要性が,国や行政からも提示されるようになってきた。
このようななかで,大分県立看護科学大学では,約5年間の検討期間を経て,チーム医療を効果的に推進していくためには,看護師の役割,裁量範囲の見直しが必要と考え,2008(平成20)年度から大学院修士課程の目的の1つに「高度な実践者の育成」を掲げ,従前の看護師の業務範囲を拡大した日本版のナースプラクティショナー(診療看護師)の養成教育に踏み切り,同時に制度設計に向けての活動を開始した。
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