連載 文部科学省「看護職キャリアシステム構築プラン」紹介!・4
九州大学病院―看護実践力ブロッサム開花プロジェクト
中畑 高子
1
,
川本 利恵子
2
,
松本 裕子
1
,
吉川 由香里
,
藤野 ユリ子
1九州大学病院看護部
2九州大学医学研究院保健学部門臨床健康支援看護学領域
pp.332-335
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102022
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本事業は,病院看護部と医学部保健学科が連携した教育プログラムや教育体制を開発・整備することで,看護学生の看護実践能力の質を保証し,看護職員の看護実践能力の質の持続的な向上を図り,将来に向けたキャリアパスを自らが構築していくことを目指しています。
看護部に設置した看護キャリアセンターおよび看護部・保健学科双方の委員からなる看護キャリアシステム運営実行委員会が中心となり,【教育プログラム開発】【教育指導者養成】【人事交流】【キャリアパス構築】の4つの事業に取り組んでいます。【教育プログラム開発】は,看護職員を対象にした看護実践能力定着・向上プログラム(①安全に実施する静脈注射プログラム,②インシデントからみた医療機器操作強化プログラム,③確実な看護実践能力定着のための新人看護師育成プログラム,の3つのプログラム)と看護学生のための基本的看護実践能力育成プログラム(④臨床による実習指導要項開発プログラム,⑤実習指導者育成プログラムの2つのプログラム)を医療工学系部門や教育学部など他分野の協力を得て展開しています。
また,看護部と保健学科双方の【人事交流】を図り,それぞれにおいて実践的で教育的な関わりができる人材の養成を目指していきます。さらに,【キャリアパス構築】では,看護職員が学生時から主体的に学び,提示されたキャリアモデルを参考に,志向するキャリア実現のためのキャリアを自分で構築できるよう支援していきます。
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