連載 看護と医療政策を考えるヒント・23
医療イノベーション推進室の発足
松村 啓史
1,2
1テルモ株式会社
2厚生労働省中央社会保険医療協議会
pp.267
発行日 2011年3月10日
Published Date 2011/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101998
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2010年11月末に政府は,首相官邸で医療イノベーション会議の初会合を開き,内閣官房に「医療イノベーション推進室」を設置することを決定しました(2011年1月7日にスタート)。この推進室のコンセプトは,国家戦略として医療の成長にフォーカスし,大学などの教育・研究機関,医薬品・医療機器産業,文部科学省・厚生労働省・経済産業省と連携しながら,実用化に向けた研究開発を推進することです。
同日,仙谷由人前官房長官は,「医薬品・医療機器や最先端の医療技術などの医療分野を,国際競争力の高い産業として育成し,また,その成果を国民の健康水準の向上に反映させることを目指」し,「官の縦割りを廃した組織づくりに徹し,医療分野の産業化に国を挙げて取り組みたい」と述べています。
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